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2007年 02月 20日

学校建設プロジェクト~ボルガン記2~

バヤンアグトは人口3000人程の集落だ。街はなく、夜は明かりらしきものがない。夜、トイレに行くため外で出ると、星が手に届くくらいの怖いくらい迫力のある星空だった。標高が高いこと、そして空気が冷たく澄んでいるためだろう。私が日本で働いている福島県南会津も天の川が見えるくらいの星空だが、バヤンアグトの星空はもっと凄かった。

●2007年2月15日(木)

9時、調査開始。今回調査する建物は3つ。食堂(小学校付属)、スムのボイラー室、小学校校舎。12時終了。
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  気分が悪くなるくらい傾いた食堂。現在も児童がここで食事している。
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 いつ燃えてもおかしくない木造のボイラー室。
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 40年以上前に建てられた小学校。不整形の石を積み上げつくられている。

今回の調査の目的は、現在使用されている材料を有効に利用しながら、いかに予算をかけずに良い建物を村人たちに提供できるか、という事に要約される。
ウラ、オガワ、私で今後のその方針を話し合う。合理的で面白いアイデアがいくつか話し合われ、方向性が決定する。
15時から村人にその内容を伝え、快諾を得る。

16時半、バヤンアグト村を出発しボルガンへ20時着。街外れのスイス風コテージのレストランで夕飯を食べる。
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おすすめ料理のキノコ、卵と羊肉の炒め物。ボルガン市で最高峰の料理とのこと。


●2007年2月16日(金)

9時から昨日の調査内容をボルガン県庁内の学校建設プロジェクトのオフィスでまとめる。お昼に街へ出て食事がてら、ザハなどを見て回る。
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 ツァガーンサル前で街はウキウキとしているようだ、普段は数店しか出ていない屋外ザハにも20店舗ほど軒を連ねていた。

19時終了。測量した図面を起こし、新築の建物のプランニングとデザインを描く。久しぶりに設計したので、充実した気分を味わう。
夕飯は、ウラ邸でウラ、オガワ、バンノ(ボルガンで活動中)と私の4人で食事する。村人からもらったという魚をウラ、オガワが調理し、ご馳走になる。


●2007年2月17日(土)

朝ボルガンの街中を散策してから、ボルガン市を見下す丘に登る。
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 ボイラーの煙突からは石炭による煙。集落から出ている煙は石炭ではなく、木材によるもの。ここボルガン県はモンゴル内で珍しく木材が豊富だ。ツァガーンサル前で特に煙がでているのだろう。
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 途中、シュールな建物を発見。後でウラさんに聞いてみると、消防署の持ち物らしい。用途は不明。

12時半、ボルガンを出発し、エルデネットへ。13時半着。街を散策する。エルデネットはモンゴル国内で第二の都市だ。ここもツァガーンサル前で、賑やかだ。
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しかし、ちょっと休憩しようと思っても食堂やカフェがまったく営業していない。夜行の汽車で帰ろうと思ったが、予定を変更して、乗り合いタクシーでウランバートルへ戻る。
20時半ウランバートル着。どこかで夕飯を食べようと歩き回るが、どこもやっていない…
家に帰って、簡単に食事をつくり就寝。

ハードだが、充実した五日間だった。
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by katojun0826 | 2007-02-20 11:32 | 旅行記
2007年 02月 18日

学校建設プロジェクト~ボルガン記1~

学校建設プロジェクトとは、住民参加型によるプログラムです。モンゴル国内の学校関連の建物を主として、地域住民と共に建設するという内容です。学校をつくるという第一目的と、建設のノウハウを村に残していくという目的もあります。「作って終わり」ではなくその後もモンゴル人自らが学校や建築を続けていくことを意図したものです。
そのプロジェクトに、調査・プランニングの段階で参加することになり、ボルガン県に行ってきました。
以下、旅行記です。蒼天滞在記とほぼ同じ内容なので、あしからず。

●2007年2月13日(火)

20時55分エルデネット行きの夜行列車がウランバートル駅を出発する。

ツァガーンサル(モンゴルの正月)前のためか駅は混んでいて、ホームは汽車からの石炭を燃やした煙でもうもうとしている。
出発30分前に汽車に乗り込む。乗ったのは4人収容の寝台車。私とモンゴル人女性の3人だった。モンゴル人女性の一人は昼間から飲んでいたらしく、ハイテンションだった。
「私が降りるまで寝るんじゃないわよ」
という感じで、飲みに付き合わされ、なぜか彼女のビール分までお金を払わされる。「はやくダルハンに着かないかな」と願っていると、
「ダルハンに着いたら起こしなさい」
と、自分ひとりで寝てしまう。私のベッドで寝てしまったので、成すすべもなくダルハンまで寝られず。彼女の入れ替わりでモンゴル人男性が入ってきて、ダルハンからは、ゆっくり眠ることが出来た。


●2007年2月14日(水)

8時頃エルデネット着。同室のモンゴル人の親が迎えに来ていて、エルデネット市内のバス乗り場まで送ってもらう。同室の一人にはさんざんだったが、もう一人に良くして貰ってトントンかな。

8時半にエルデネットから定期タクシーのような車でボルガンへ向かう。タクシーはロシア製の「69」という軍用ジープ。どんな悪路にも強く、修理も簡単というので、モンゴル人に重宝されている車だ。定員はどうみても5名だが、大人8人子供1人が乗っている。無理な姿勢でボルガンまで苦行のような一時間。降りたら体の節々が痛かった。
9時半、県庁舎に行き、ウラさんに連絡。ウラさんは学校建設プロジェクトのリーダーのような仕事をしている。モンゴル人や援助団体から予算をかき集め、役員や村人、現場の隊員やJICAなどと均衡しながら仕事の完遂を目指す。基本的にモンゴル人のお金を使って、住民を参加させながら、建物をつくっていくため、相当な苦労と困難があるようだ。
15時に、今回の調査地バヤンアグトへ出発するとのことで、午前中はからだを休める。午後、ウラさんと今回の調査に関して話し合い、ついでにゲル地区の調査に関して話してみる。
興味を持ってもらったようだ。
学校建設プロジェクトの豊富な経験によるなんらかの協力があれば、この調査の今後の発展性も上がるだろう。
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15時15分バヤンアグトに出発し、19時半に到着する。バヤンアグトまでの140キロの道のりは悪路だったが、モンゴルの自然を鑑賞することが出来た。
     
到着後、現地で実際の工事を行うオガワさんと他の活動をしているミナミさんとともに夕食を食べ、調査と今後の方針に関して打合せをする。

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ちょっと長いので、分けました。まだ続きます。
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by katojun0826 | 2007-02-18 18:33 | 旅行記
2007年 02月 03日

カザフ人とカザフ料理

ゲル地区の調査をしていて、なにが楽しいかというと、さまざま人と接する機会が増えるということが、楽しさの一つでもある。
今回の調査でゲル地区に住んでいる、カザフ人の家族と知り合いになれたのは良かった。
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子供もかわいいし、人懐っこい。きゃぁきゃぁ騒ぎながらくっついてくる。
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家族もみなやさしく、こちらの質問に真摯に答えてくれる。そして、「次はいつ来るんだ」と、やさしく(けっして、押し付けがましくではなく)聞いて来る。あぁ、もう一度来たいなと思わせる家だった。カザフ料理カズも美味しかった。
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見た目はちょっと気持ち悪いかもしれないが、本当に美味しかった。腸の皮に、馬なら馬肉、牛肉、羊肉がそれぞれ入っている。それを手馴れた感じでカザフ人が食べよい大きさにカットし、玉ねぎ、ジャガイモと一緒に食べる。
塩加減ややわらかさが調度良い。3時間ほど煮込んでいるというが、程よいやわらかさだった。

来週の調査ではどんな人と出会えるだろう。
楽しみだ。
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by katojun0826 | 2007-02-03 01:11 | モンゴル