ケンチク。

jun0826.exblog.jp
ブログトップ

<   2007年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧


2007年 01月 27日

ゲル地区の調査

ゲル地区の調査を始めました。
やっぱり、実際に現地に足を運び体を動かすのは楽しいです。モンゴルに来てから、やもするとマンネリ化しそうな日常に、新たな刺激を与えてくれます。机上であれこれ考えてきたことも、数時間味わうだけで、間違っていることに気づいたり、解決されたりします。
以下、報告書用に作成したものをアップします。
興味のある方はどうぞ。

ゲル地区とはウランバートル市中央にあるマンションに住まない人々の暮らす地域をいいます。急激な都市への人口集中、それに伴う住宅不足により市の周辺をアメーバ状に拡がっている現状にあります。建物は遊牧用の住居、ゲルとセルフビルドによる建物がほとんどを占めています。上下水道の不整備、大気汚染、犯罪などモンゴルの社会問題となっています。
------------------------------------
今回の調査は、科学技術大学のPurev-Erdene先生と、NGO組織Urban Develop Resource Centerの協力のもと、行われた。実際のゲル地区の調査はUrban Develop Resource Centerの紹介から、バヤンズルフ地区22番ホローのマネージャー数人に実際に同行してもらい、調査する。
1月22日の調査内容
・ゲルの温湿度計の設置(6世帯)
・ゲルの実測6世帯、温湿度計を設置したゲル)
・アンケートの実施

現在、ゲル地区のさまざまなプロジェクトが動いていたり、企画されたりしている。その大部分が、海外からの援助に頼っているのが現状だ。海外から少なくはない予算が投入されても、劇的に今の住環境が改善されるということはない。また、そうだとしても、それは全体のほんの一部分だろう。それから海外の援助に依存しすぎるという事は、モンゴル人に依存体質を植えつけることになり、長い目で見てモンゴルのためにならないだろう。
f0101439_17154919.jpg
f0101439_1716443.jpg
f0101439_17165980.jpg
ゲル地区の写真。ゲル地区から出る煙により、ウランバートル市全体に白く靄がかかっている。

そこで今回の調査は、実際にモンゴル人が自分たちの手でつくっているセルフビルドの改善に焦点をあてた。
ゲル地区では住居は、大部分がゲルかセルフビルトによる住宅である。
22日の調査では、伝統的なゲルの調査を行った。本来、ゲルは遊牧という目的から、住居に携帯性が付加された特殊なものだ。それが、ゲル地区では、“遊牧”という本来の目的から異なり、 “定住”のためのものになっている。
調査の目的はセルフビルトだが、ゲルも調べ比較対象の資料にする。
ゲルの暖房はガルトゴーという調理兼暖炉の器具によってなされている。
f0101439_17192818.jpgガルトゴー

火をくべている間は、上部付近では30度を超える暑さになる。床付近では天井と比べ10度程低くなっている。また内部は熱くなるのも早いが寒くなるのも早い。

f0101439_17245333.jpg半そでで過ごす子供たち

熱効率の悪さ目立つ。実際に作業していて、頭付近の温度が一番高いのでボーっとしてくる。必要以上に暖かくなるということはエネルギーを余分に生産しているということなので、その無駄なエネルギーの活かし方を考える必要があるのではないだろうか。
今回の目的はセルフビルトに関してだが、ゲルに対しても改善のアプローチがあるかもしれない。

6世帯を回るが、働かず家で寝ている壮年の男性も目立った。同じゲル地区でも、今回の調査で、生活の差が目立って見えた。働かない男性も少なからず、その一因になっているのであろうと思われる。
[PR]

by katojun0826 | 2007-01-27 14:28 | モンゴル
2007年 01月 20日

残り一年

モンゴルでの活動も、はやいもので残りあと一年くらいになりました。
蒼天滞在記でも書いたのですが、活動の主な内容です。

○1月から3月までの主な活動
・近代建築史の教科書の作成
・建築構法用テキストの作成
・集合住宅セミナーの開催と準備(2月開催予定)

○継続して行う活動
・ゲル地区セルフビルト建築の調査
・3ds MAX(3DのCADソフト)のテキスト作成と講習の準備
・都市計画の授業の準備(授業は今年の9月から)

また、地方で行っている学校建設プロジェクトというものがあり、そこでは実際に地域住民と共同で学校をつくるプロジェクトがあり、それに参加する可能性が出てきました。
どれくらい入り込めるか分からないのですが、とりあえず2月中に現地に行くことになりそうです。
まだ確定の話ではないのですが、実務から1年以上離れていたので、「待ってました!」という感じです。
気温が氷点下をキープするようになってから、外で写真も撮っていないので、もし行けたら、モンゴルの凍てついた大地の写真をアップしたいと思います。
[PR]

by katojun0826 | 2007-01-20 23:00 | モンゴル
2007年 01月 16日

日々の記録

最近、日記をつけるようになりました。
いつものように3日坊主になるかな、と思ったのですが、予想に反し続いているので、別ブログをつくりました。
内容はその日にした事、読んでいる本や観た映画の感想などです。
日記をつけようと思ったのは、ごくシンプルに日々思ったことや出来事を残しておきたいと思ったためです。
その時々の感じたことや考えていることって案外心に残らないような気がして…
なんでもないような出来事でも、時間が経ってからで読み返してみると、なにか発見があるかもって、自分で自分の過去に期待もしています。

題はちょっとカッコつけて
「蒼天滞在記 in Mongolia」 
http://mongolkato.exblog.jp/
です。

サイドメニューのエキサイトブログからもアクセスできるので、もしよかったら見てみてください。
[PR]

by katojun0826 | 2007-01-16 23:25 | その他
2007年 01月 01日

2006年を振りかえって

新年なので、2006年を振り返って考えてみました。

とても得たものの多い年だったと思います。
異文化に触れ、その中で“建築を教える”という行為から、逆に自分が多くのことを学んでいたと思います。
そして何よりも、持続して努力することの大切さを再確認し、他のだれかと共同で物事を進めていく楽しさを発見しました。
出発前に聞いていた現地での仕事内容と、実際に現地に着いてからの仕事が違うことは、ボランティアではよくあることらしく、私も同様でした。それでも、その仕事に対して真摯に向かい合い、それと同時に、自分が本当にしたいことと、その場所で何が必要かを考え続け、それを実現できるように努力してきました。
周りの環境が良かったという幸運も手伝い、今では自分なりの理想的な活動に近づけたと思っています。
そして他の人と共同で作業することにより、活動の幅が大きく広がったことと、お互い調べたり気づいたりした事を共有しあうことにより、さらに理解が深まり、とても充実した時を過ごしました。

新年のせいか、良いことばかり頭に浮かんできます。
日本で充電して体重も戻りつつあり、新たにやりたいことが頭を占めつつあります。
それを考えると残り少ない活動中に、出来るだけのことをしようと考えています。
[PR]

by katojun0826 | 2007-01-01 19:07 | モンゴル